護符や霊符の起源

護符や霊符の起源

護符や霊符の起源は、古代中国にさかのぼります。陰陽道では、神仙が地上を見て描いたとされています。日本では、聖徳太子の時代にこれらの概念が持ち込まれ、その後、安倍晴明が有名な護符の使用者として知られていますね。

ただし、護符は世界中でさまざまな形で存在し、その起源ははっきりとはわかっていません。日本の護符は、平安時代の陰陽師が用いたとされていますが、中国から伝来した可能性もあります。しかし、それ以前の時代でも呪符木簡が出土しており、詳細は不明です。中国では紀元前150年頃から護符が登場しており、2000年以上の歴史があると考えられています。

韓国では霊符を符籍(プジョク)と云う

韓国では霊符の事を符籍(プジョク)と云います。おふだの森では7割以上が韓国の符籍を取り扱っております。また符籍の作成には、一連の手順と儀式が含まれます。これらの手順は、符籍を作る人や使う人が正しい心構えで取り組むことを促進し、符籍に神聖な力を宿すためのものです。以下に、符籍の作成の一般的な手順をまとめます:

  1. 適切な心構えの持ち方:
    • 符籍を作る人や使う人は、正しい心構えを持って取り組みます。これは、敬虔さや誠実さ、そして良識を含みます。
  2. 身体と心の浄化:
    • 符籍を作る人と使う人は、符籍を作る前に入浴し、体と心を清めます。不正な場所への出入りや不正な行為を避けることも重要です。
  3. 儀式的な行動:
    • 符籍を作る日の前日に入浴し、浄水を上げて分向します。また、朝早く起きて洗濯し、清潔な衣服に着替え、東に向かって淨水を上げて分向し、符籍を描きます。
  4. 符籍の材料:
    • 符籍の材料としては、鏡面注射(鏡面朱砂)または領事(靈砂)が使われます。これらは細かく粉砕され、油や砂糖水と混ぜて使用されます。黄黄紙や綺麗な窓戸地も使用されることがあります。
  5. 呪術的な儀式:
    • 符籍を作成する際には、特定の呪術的な儀式が行われます。本サイトでは『呪符』と言います。儀式には、呪符に使う材料や食べ物、稲、そして筆に対する祈祷が含まれます。
  6. 經の読唸:
    • 符籍を使う前には、特定の経典を読み唸ることがあります。例えば、『千手經』を先に読むことが勧められることもあります。
  7. 心身の一体感:
    • 符籍の製作や使用において、心身の一体感を重視します。精神が散漫にならないようにし、一気に下げることが重要です。