大宇宙大和神(おおとのちおおかみ)
大宇宙大和神(おおとのちおおかみ)は、宇宙神であるアソヒノオオカミによって創造された人格神です。彼は一万二千年前に人としての肉体を持った現人神として現れ、アソヒノオホカミに仕えた最初の神でした。
この大宇宙大和神を祀っているのが、熊本県にある幣立神宮です。この神社の由緒によれば、大宇宙大和神は神代七代の初代の神様であり、天御中主大神は天神七代の初代の神様、天照大御神は地神五代の初代の神様とされています。
ただし、国之常立神との関係については、異なる説もあります。国之常立神は天地開闢の際に出現した神であり、幣立神宮の主祭神である大宇宙大和神との関連性が指摘されています。

現代の「神道」の語の初出は『日本書紀』ですが、実際の教えを含む神々の道とされるのは、12世紀末以後だと言います。と言う事は、12世紀以前から受け継がれている違う流派も存在する事になります。私達が神様として認知している神様、すなわち日本書紀に記述の無い「神様」も存在するという事も想像できます。
では幣立神宮に祀られている大宇宙大和神はどうなのでしょうか?この神様は『日本書紀』また『日本神話』にも登場しません。神道は基本的に「宗教団体」で、そこに金銭の流れがある以上、争いごとや分裂はどの宗教にもあります。私が神道を語るのはおこがましい限りですが、大きな岩に縄を張り、結界を作り、大木に縄を張り、結界を作り、そこを神聖な場所として祈るのを見る限り、神道は自然への感謝から生まれたと言えるでしょう。
特徴と役割
大宇宙大和神は、単なる神話の一神ではなく、宇宙そのものの意思やエネルギーを擬人化した神とされています。以下のような役割が信じられています。
- 宇宙創造の根源
宇宙の誕生と進化に関与し、万物を調和へと導く存在。 - 人間と宇宙の仲介者
人々が宇宙のエネルギーと繋がり、人生の方向性を見出すための霊的なガイド役を果たします。 - 地球と宇宙の平和の象徴
幣立神宮で行われる「五色神祭」では、大宇宙大和神への祈りを通じて、人類の平和と繁栄を祈願しています。
神話との関係
大宇宙大和神は、日本神話における「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」や「造化三神(ぞうかさんしん)」などの宇宙の創造神と類似の性質を持つと考えられています。ただし、幣立神宮の独自の信仰体系においては、宇宙規模の神としてさらに大きな存在として扱われています。

コメント
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。